ハーブを楽しむ方法③/浸出油

浸出油はその名の通り、

ハーブをオイルに浸して成分を抽出したものです。

主にスキンケアに使ったり

手作りアイテムの材料になります。

(化粧品や石けんなど…)

1、別称、性質など…

浸出油はインフューズドオイルとも呼ばれ、

脂溶性の成分を抽出できます。

脂溶性の主な成分
カロテノイド、ビタミンA、ビタミンD、
ビタミンE、ビタミンK、フラボノイド、精油など…

2、浸出油の作り方

【用意するもの】

・ガラスビーカー(温浸法のみ/なければ加熱できる容器)

・空き瓶

・ドライハーブ(瓶の半分量)

・お好みのオイル

※フレッシュハーブは水分を多く含むため、浸出油ではドライハーブを使うのがおすすめです。

【作り方】

浸出油の作り方には、温浸法と冷浸法の2つの方法があります。

<温浸法>

①ビーカーにハーブを入れる

②ハーブが浸かる量より少し多めにお好みのオイルを入れる

③②を30分ほど湯せんする

④冷めたらハーブを濾して瓶に移して完成
※ハーブがオイルを吸っているので、絞るようにする

<冷浸法>

①空き瓶にハーブを入れる

②ハーブが浸かる量より少し多めにお好みのオイルを入れる

③1日に1~2回瓶を揺すりハーブとオイルを馴染ませる
日の当たる窓辺に2~4週間置く

④ハーブを濾して瓶に戻し、冷暗所で保管
※ハーブがオイルを吸っているので、絞るようにする

☆保存期間はどちらも約3ヵ月

精油成分を抽出したい場合(オイルに香りを求めるなら)
温浸法がおすすめ🌼

3、浸出油の活用

◇タンポポバーム

春に咲いているタンポポの花部分を摘み

乾燥させて浸出油を作り、

みつろうやシアバターを加えて保湿用の軟膏を作れます。

※タンポポ以外のハーブでも同じように作ることができます。

◇お料理用のハーブオイル

お好みのハーブやスパイスを入れて

オリーブオイルなどに漬け込み作ります。

グリルに使ったり、炒め物に使ったり…

香りのよい料理が作れます^^

◇手作り石鹸

お好みのハーブで浸出油を作り、

石けん作りの材料にします。

その他、○○の材料にしなくても

浸出油をそのまま保湿剤として使ってもOKです☆

4、まとめ

植物油は酸化しやすいものも多いです。

浸出油になっていると

ハーブの香りで分かりづらくなりますが、

早いものは1か月ほどで酸化臭がしたりします。

温浸法で作る場合は多少なりとも加熱していますから

酸化は早くなると考えた方が良いのではないでしょうか。

使用期限は約3ヵ月と書きましたが、

なるべく早く使うに越したことはありません。

私は多く作ると使いきれないので

小さい瓶に少量で作ることにしています:-)

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