浸出油はその名の通り、
ハーブをオイルに浸して
成分を抽出したものです。
主にスキンケアに使ったり
手作りアイテムの材料になります。
(化粧品や石けんなど…)
1、別称、性質など…
浸出油はインフューズドオイルとも呼ばれ、
脂溶性の成分を抽出できます。
ビタミンE、ビタミンK、フラボノイド、精油など…
2、浸出油の作り方
【用意するもの】
・ガラスビーカー(温浸法のみ/なければ加熱できる容器)
・空き瓶
・ドライハーブ(瓶の半分量)
・お好みのオイル
※フレッシュハーブは水分を多く含むため、浸出油ではドライハーブを使うのがおすすめです。
【作り方】
浸出油の作り方には、温浸法と冷浸法の2つの方法があります。
<温浸法>
①ビーカーにハーブを入れる
②ハーブが浸かる量より少し多めにお好みのオイルを入れる
③②を30分ほど湯せんする
④冷めたらハーブを濾して瓶に移して完成
※ハーブがオイルを吸っているので、絞るようにする
<冷浸法>
①空き瓶にハーブを入れる
②ハーブが浸かる量より少し多めにお好みのオイルを入れる
③1日に1~2回瓶を揺すりハーブとオイルを馴染ませ、日の当たる窓辺に2~4週間置く
④ハーブを濾して瓶に戻し、冷暗所で保管
※ハーブがオイルを吸っているので、絞るようにする
☆保存期間はどちらも約3ヵ月


精油成分を抽出したい場合
(オイルに香りを求めるなら)
温浸法がおすすめ🌼
3、浸出油の活用
タンポポバーム
春に咲いているタンポポの花部分を摘み
乾燥させて浸出油を作り、
みつろうやシアバターを加えて保湿用の軟膏を作れます。
※タンポポ以外のハーブでも同じように作ることができます。
⇒レシピはこちらの記事へ
お料理用のハーブオイル
お好みのハーブやスパイスを入れて
オリーブオイルなどに漬け込み作ります。
グリルに使ったり、炒め物に使ったり…
香りのよさが食欲をそそります^^
手作り石鹸
お好みのハーブで浸出油を作り、
石けん作りの材料にします。
その他、○○の材料にしなくても
浸出油をそのまま保湿剤として使ってもOKです☆
4、まとめ
植物油は酸化しやすいものも多いです。
浸出油になっていると
ハーブの香りで分かりづらくなりますが、
早いものは1か月ほどで
酸化臭がすることもあります。
温浸法で作る場合は加熱しているので
酸化は早くなると考えた方が良いでしょう。
使用期限は約3ヵ月と書きましたが、
なるべく早く使うに越したことはありません。
私は多く作ると使いきれないので
小さい瓶に少量で作るようにしています。