タンポポの花が持つ力を知ってから、
タンポポバーム作りは私の春の楽しみの1つになっています。

雑草としてみたときは、除草しづらい厄介な植物ですが
“薬草”としてみると、とーっても有能なのです!
今日からタンポポを見る目が変わるかもしれませんよ🤭
タンポポとは?
学名 | Taraxacum officinale |
科目 | キク科タンポポ属 |
天体 | 木星 |
エレメント | 風 |
注意 | ・キク科アレルギー ・胆汁の分泌促進作用があるため胆石のある人は注意が必要、または使用しない |

〔根・葉の効能〕
よく知られているタンポポコーヒーは、根っこを使います。
根を乾燥させて炒ったものでハーブティーを淹れれば、
タンポポコーヒーの完成です!
肝機能を高めてくれたり(胆汁の分泌促進、排出促進)、
腸内環境を整えるはたらきを持っています。
また、葉にはカリウムなどのミネラルが多く含まれ、
むくみの改善や血行の促進、
母乳不足の改善などに役立ちます。
体の内側からのキレイを目指すなら
タンポポは欠かせませんね✨
〔花の効能〕
花は炎症を抑えたり、乾燥肌の改善に効果的です。
また目の疲れを癒すルテインも豊富です✨
タンポポバームを作るために
①綺麗なタンポポを探す
タンポポバームを作るには、
まず花を摘むところから始まります。
道路脇などに咲いているものではなく、
広い草原や大きな公園の中など…
排気ガスの心配や犬の散歩道ではないところに
咲くたんぽぽを選びましょう。
これが意外にもなかなか難しいところです^^;
タンポポってあちこちで見かける気がするのに
“綺麗そうな環境”がなかなか近くにないのです。
私たちの暮らしと植物が生きる世界
環境のことに目を向けるきっかけになったりもします👀
タンポポの摘み方
①タンポポの花は午前中~お昼頃に開花し、午後には花が閉じ始めます。
太陽の光をたくさん浴びて、大きく開花しているものを選んで摘みます。
②バーム作りに茎や葉は使いません。
がくの部分から採り、お花だけいただきましょう。
せっかく咲かせているのに💧
命をいただく重みを感じます…
②乾燥させる
花を摘んできたらすぐに水洗いしましょう。
花びらが多く、中心に虫が潜んでいたりします。
オイルに浸け込むのでよく洗ってください。
洗い終えたら、布巾やキッチンペーパーの上に
花びらの部分を下にして、一つずつ並べて乾かします。

できれば天日干しが理想ですが、
よく日の当たる窓辺で乾燥させてもOKです。
しっかり乾燥するまで干します。(水分がなくなるまで何日も)
※摘んできたその日のうちに花は萎んでしまいますが、
そのまま干し続けてください。
③タンポポオイルを作る
タンポポがしっかり乾燥したら、
空き瓶にタンポポとお好みのオイルを入れて蓋をし、
温浸法でオイルを作ります。

※完成したタンポポオイル 25mlを使います。
温浸法では、30ml以上のオイルで浸けてください。
乾燥させたタンポポがオイルを吸って、かさが減ります。
④いよいよバームを作ります!

【用意するもの】
・ガラスビーカー
・シリコン型(100均で買えるチョコ用の型がおすすめ!)
・保存用の容器
-材料-
タンポポの浸出油 | 25ml |
みつろう | 25g |
シアバター | 25g |
精油(私はラベンダー) | 15~30滴 (※30滴で2%濃度) |
【作り方】
①すべての材料をガラスビーカーに入れる
②ビーカーを湯せんにかけ、材料を溶かし混ぜる
③すべての材料がサラサラに溶けたら型に流し入れる
④冷蔵庫で1日固める
⑤型から外し、保存用の容器に入れて完成
※完成したバームは冷蔵庫で1年間保管できます。
まとめ
タンポポバーム、なかなか手間がかかりますよね。
しかし冬場の乾燥する季節には大活躍しますので
春の楽しみとしてチャレンジする価値はあります✨
(使うまでの保管期間が長すぎるけど😂w)
あかぎれや乾燥肌の保湿、リップクリームとして などなど…
あらゆる保湿に使えます💡
固めのバームなので、少し手のひらで温めると使いやすくなります。
花を摘むところから始まり、
オイルを作り、バームに加工して…という経験は
自然の恵みをいただくことを直に感じることができたり、
一つ一つの作業を丁寧にこなしていくことから
自分を大切にすることを感じられたり、
家族のためにできることがあったり。。。
タンポポバームそのものの価値の
何倍もの豊かさが得られるはずです。
この経験から感じられるものこそ、
私が真に伝えたいところです😊.*