カモミールの効能は?どんな時に使う?

リラックスタイムのハーブとして人気がありますが、「カモミールがあれば一安心」というくらい様々な場面で役立ちます。どんな効能があり、どんなふうに使えるのか?一つずつ紹介していきますね。

カモミールの特徴

細く繊細な葉と白い可愛らしい花が特徴のカモミール。4月~6月頃にかけて花を咲かせ、甘い香りで生き物たちを魅了します。もちろん、私たち人間もね。その香りは“リンゴのようだ”と表現されることがあるように、学名のChamomileはギリシャ語の「地上のリンゴ」に由来しているともいわれます。カモミールにはいくつか種類がありますが、主にハーブとして使うものはカモミール・ジャーマンです。精油ではカモミール・ローマンを使う場合もあります。

カモミール・ジャーマン/Chamomile German

カモミール・ローマン/Chamomile Roman

学名ジャーマン:Matricaria rectita / ローマン:Chamaemelum nobile          
和名カミツレ
科名キク科シカギク属
使用部位花(開花から2、3日後がいい)
エレメント
天体太陽

カモミールの効能

小さな子供から大人まで幅広い年代層に合わせた使い方ができるハーブなので、常備しておくと役立つこと間違いなしです。甘く優しい香りとはいえ、独特な香りを持っていることには違いありません。この香りが苦手だという方もいらっしゃるかもしれません。(私は苦手でした^^;) 苦手な場合は、ペパーミントやルイボスをブレンドすると飲みやすくなるので試してみてくださいね♪

1. リラックスタイムに

心を落ち着かせ、ゆったりと過ごしたいときにはカモミールティーを淹れてみてはいかがでしょうか。甘く優しい香りがイライラした心をなだめてくれます。ドキドキして眠れない時や小さな子供の癇癪にもカモミールが力を貸してくれますよ。

2. 胃腸の調子が悪い時に

腹痛や消化不良の時にカモミールティーを飲むと痛みや症状が和らぎます。特にストレスが原因となる痛みなどの不調に効果を発揮します。ペパーミントと組み合わせるとより飲みやすいハーブティーになります。

3. 風邪の初期症状に

発汗作用にも優れていることから、悪寒など風邪の初期症状にもおすすめです。小さな子供でも飲みやすい味なので、体調に違和感を感じた時点で飲ませてあげるのも良いでしょう。子供が飲む場合には、大人が飲む時よりも倍以上薄めてあげましょう。わが家の薬嫌いな次男(3歳)は、ハチミツを加えたカモミールミルクティーなら飲んでくれます^^

4. PMSや産後のケアに

特に神経が高ぶり、苛立ってしまうときにハーブティーを飲むと落ち着かせてくれます。またPMSによる痛みにも効果的です。出産と産後のケアを助けてくれるハーブでもあります。臨月の頃であれば子宮の収縮を促すために、産後は母乳量を増やしてくれます。ネトルやローズヒップ、ルイボスとのブレンドがおすすめです。(※子宮の収縮を促すので、妊娠中は避けた方が良いでしょう。)

5. スキンケアにもおすすめ

炎症を抑える効果をもつカモミール。肌が乾燥して痒みがあるときには、濃い目に煮だしたハーブティーを浴槽に入れて入浴すると症状が和らぎます。アレルギー性の肌トラブルにはジャーマンまたはローマンの精油をブレンドしたオイルで保湿すると痒みが和らぎ、肌の再生を促します。また美白効果も期待できるので、化粧水やクリームを作るのもおすすめです。

エレメントと天体

火のエネルギーをもつカモミール。古代エジプトでは悪寒に優れた効果を発揮したため太陽に捧げられていたそう。また古代ケルトでは春から初夏にかけて開花させるカモミールの花を太陽の力が弱まるとされていた冬至のときに捧げることで、太陽の復活を祈ったといわれています。太陽は男性性を象徴する天体。それだけ力強くパワフルな力を秘めているハーブなのです。上記のような効能を求めてカモミールを選ぶのもいいですし、仕事などで自分の能力をいつもより発揮したいときにハーブティーや香りでカモミールの力を取り入れるのも良いでしょう。そうすることで自身の中の太陽/男性性が高まるイメージで使います。

参考:英国流メディカルハーブカルペパーハーブ辞典、他

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