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HERB & ASTROLOGY

中世ヨーロッパ医学の四元素説とは
ハーブの使い方

中世ヨーロッパ医学の四元素説とは

2022-03-14

この記事で分かること

  • 1,四元素説のはじまり
  • 2,体液生理学への応用
  • 3,四気質への応用
  • 4,なぜ四元素説を学ぶのか
    • 関連

以前に書いた「薬草史」という世界.*に続き、
中世ヨーロッパの医学/薬学の基礎になっていた
四元素説について、書いていきます。

1,四元素説のはじまり

四元素説は、古代ギリシャのエンペドクレス(紀元前490年頃 – 紀元前430年頃)
が唱えたとされています。

その時代、宇宙を構成するのは
火、水、空気(風)、土の四つの元素であり、
人間もまた宇宙と同じように
四つの元素から成ると考えられていました。

宇宙というマクロコスモス(大宇宙)の中に
人間というミクロコスモス(小宇宙)がある。

「人間も宇宙の一部である」と考えられていたのです。

2,体液生理学への応用

その後、同じく古代ギリシャの医師ヒポクラテス(紀元前460年頃 – 紀元前370年頃)により
体液生理学に応用され、四体液説が唱えられました。

四つの元素には、温・湿・冷・乾の四つの性質もあり
それぞれ2つの性質を持つと考えられました。

火と水は反対の性質を持つもの(火:温かい ⇔ 水:冷たい)

空気と土は火と水それぞれの間の性質

(空気:温かく湿っている、湿度

 土:冷たく乾いている、土はサラサラしている

というとイメージしやすいでしょうか…?)

3,四気質への応用

そこから500年近くの時が経ち、
ギリシャの医師ガレノス(129年頃 – 216年頃)が四気質論へさらに応用しました。

四つの気質から遺伝的な要素や体質、個性などを分類しました。

火:温・乾:黄胆汁:胆汁質→せっかち、怒りっぽい

水:冷・湿:粘液:粘液質→のんびりしてる、温和

空気(風):温・湿:血液:多血質→明るい、社交的

土:冷・乾:黒胆汁:黒胆汁質→暗い、個性的など…

中世には四元素・四体液・四気質説に占星術の知識も加わり
産業革命時代までの西洋医学の基礎となっていたそうです。

4,なぜ四元素説を学ぶのか

医学や薬学が発達した今、
この古代の説を改めて学ぶことに意味などあるのか?
と思われるかもしれません。

しかし古代の人々が感性を使い観察した四元素は
今でも変わらず存在しているし、
私たちの生活になくてはならないものです。

四元素なくして、私たちは生きていけません。
私はここに命の本質を感じます。

だからこそ、学ぶ価値があると思うのです。

もちろん今と昔では科学的知識も日常も違うので
古代の人々と全く同じ価値観をもつことは難しいでしょう。

それでも私は、少しでもその時代の価値観に
近づいてみたいなと思うのです:-p

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アカネ

子どもの頃からの植物好きが高じてハーブを学び始め
その経験は10年以上に🌿

ハーブの学びの延長で
占星術と出会い
2020年より星読みをスタート

オンラインショップ/DAISY ROOMのオーナーとして
ハーブの販売や
星読みセッションなど
“自然の力”をお楽しみいただけるアイテムを
制作・販売しています。

『1人1人が個性を輝かせ、
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を目指して活動しています🌏💕

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